有限会社下館サイン

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看板を長持ちさせる方法とは?看板の寿命と耐用年数の違いって?

お店の顔となる看板は、いつもでも綺麗な状態にしていたいものですよね。ただ、モノに寿命があるように、看板にも寿命があります。劣化した看板は、会社やお店のイメージが悪くなるばかりではなく、最悪の場合、落下事故を起こし、人に怪我をさせてしまうこともあります。そうならないように普段からメンテナンスをすることも大事になります。

また、減価償却時の耐用年数は、あくまで国税庁が定めた税法上の目安。実際の看板の寿命は異なります。まずは、耐用年数と寿命の違いからお話していきましょう。

看板の耐用年数と寿命の違いって?

耐用年数とは、あくまで税法上の使用予定年数のことです。看板の種類によってその年数は変わり、その年数は、国税庁の「減価償却資産の耐用年数等に関する省令」(昭和40年大蔵省令第15号)により定められています。すなわち、あくまでも国税庁が定めた「その年数は資産価値がある」ということであり、耐用年数=寿命とは異なります。

国税庁が定める看板の減価償却資産の耐用年数例
(野外の看板は「構築物」、建物に固定されて一体化するようなものは「建物附属設備」として扱われます。詳しくは国税局の税の相談窓口にご確認ください)

  • ・ 店頭のスタンド看板(移動できるもの) 3年
  • ・ 袖看板(ビルの壁面に突き出すようなもの) 18年(金属造) 10年(その他)
  • ・ 道路沿いに建つ野立て看板 塔屋看板 20年(金属造) 10年(その他)

一方、看板の寿命は、耐用年数のように明確な基準はなく、使用条件や環境、素材に設計、設置方法など様々な要因によって大きく変わります。
では、どのように看板の寿命を判断したらよいのでしょうか?

看板の寿命とは?

看板の寿命には耐用年数と異なり明確な判断基準はありませんが、劣化が寿命の見極めの一つとして有効です。

第一に、色褪せなどの見た目の劣化です。看板が色褪せなどで見栄えが悪くなったり、面板(意匠)のフィルムにクラックが入ることがあります。さらに、鉄骨部分の錆や水垢も見た目が悪い要因となります。色褪せやクラック、錆や水垢などで汚れた看板は、見た目が古びたイメージとなり、会社やお店のイメージダウンを招きます。また、看板の劣化はお店や会社の内面とみられることも。例えば、ご自身がお仕事を探されている時に、劣化した社員募集の看板を見かけても、問い合わせをしたい気持ちにはなりませんよね。お店や会社の顔である看板の劣化は、ビジネスチャンスを失うきっかけになってしまうこともあるので注意が必要です。

第二に、看板の素材そのものの劣化です。例えば看板を支える鉄骨や、骨組み、支柱やブラケットなどは、雨が看板の内部に入り、それが錆を含んで表面に出ることで徐々に劣化していきます。また、雨水は上部から下部に流れることで、水のたまりやすい下部からも劣化が進みます。その結果、台風などの暴風で看板が落下し車に衝突したり、最悪の場合は人身事故を引き起こす場合も。特に、近年台風の上陸数も増えており、シーズンになるとテレビや新聞で看板落下事故が報じられています。このような事故を引き起こさないために、看板設置者は、劣化のサインを見逃さないようにするのが大切です。

では、劣化の起こる原因を様々な角度からご説明しましょう。

劣化の原因その−1使用条件や環境

看板は屋外に設置されることが多く、外部環境の影響を大きく受けます。その代表例が、(1)雨 (2)日当たり (3)風 の3つです。

(1)雨は、構造体の腐食の原因となります。酸性雨による金属の腐食をやゲリラ豪雨による看板内部に水が周りこみ、錆を出したり漏電させるてしまうことも。

(2)日当たりは、天気が良くても悪くても看板に影響を及ぼします。日当たりがいい場合は、紫外線による色褪せの原因となり、日当たりが悪い場合は、雨水がなかなかはけず、コケなどが発生し、腐食が進んで酸化を早めることで劣化の原因につながります。

(3)風は看板の接合部分などの劣化の原因になります。特に吹きさらしの場所への設置では、支柱が揺さぶられて劣化の原因となり倒壊の可能性も出てきます。そのためにも、正しい構造計算を行い、しっかりとした強度を持たせる必要があります。

劣化の原因その−2素材

看板に使用する素材によって、寿命は大きく変わってきます。
看板の素材として代表的なもので、「木材」「鉄骨」「ステンレス」の3種類。この中で一番長持ちしにくい素材は「木材」です。私たちの経験上、「木材」を使用した木枠看板は、3年~5年程度の寿命のものが多く見受けられます。ただし、素材費用は一番安く、鉄骨と比べて3割引き程となります。

木材と比べて長持ちする素材が「ステンレス」「鉄骨」です。
あくまでも一般的な目安として、鉄骨看板であれば15年程度、ステンレス看板は30年程度が寿命の目安となります。
その分費用もかさむことが多く、ステンレスは鉄骨に比べ、4~5倍の材料費用は掛かります。ただし、「ステンレス」であっても日当たりや水はけなど、外部環境に左右されるので注意が必要です。

劣化の原因その−3設計 設置方法

看板を設置するには、まず設計の際に強度をしっかり計算して行うことが重要です。強度計算にミスがあると十分な強度が得られません。
また、設計通りに手を抜かずに設置することも重要。設計通りの設置が行われないと、計算通りの強度が得られなくなります。
設計の際の強度計算や、設置にミスがあると強風などで破損してしまうので、信頼できる看板業者に依頼することが重要です。

看板を長持ちさせる方法とは?

設置した看板を長持ちさせるためには、日ごろの管理と観察、そして「しっかりメンテナンスを行う」ことが非常に重要です。
看板にヒビや割れなどの破損がないか、錆が出ていないか、接合部分が緩んでいないか、傾いていないか、電気は点灯しているかなど目視で観察しましょう。また、定期的なメンテナンスは劣化を防ぐ有効な手段です。メンテナンスを定期的に行うことで、看板の寿命を延ばすだけでなく宣伝効果も保つことができます。

メンテナンスその−1 クリーニング

看板は、外部環境によって、ほこりや水垢などがつきやすく、どうしても汚れが出てきます。また、目に見えないヒビの修繕や、看板内部の苔などの除去なども定期的に行うことで劣化の促進を防げます。
寿命を延ばすためにも、お店や会社の顔である看板を汚れたままにするのではなく、最低でも2~3年に一度はクリーニングを行うことが重要です。

メンテナンスその−2 塗装

鉄骨や木製の看板の場合は、とても重要なメンテナンスです。錆を落とし、錆止め塗装と、仕上げ塗装を行うことで劣化の促進を防ぐことができます。
こちらも、クリーニング同様に2~3年に一度は塗装を行うことで強度を保つことができます。
ただし、ステンレス製看板は塗装は不要な場合がほとんどです。

看板を長持ちさせるためにも、「クリーニング」と「塗装」は定期的に同時に行うことが理想です。

実は、看板は役所への届け出と定期点検が必要!

屋外看板は「屋外広告物法」に基づき、地方自治体へ「屋外広告物の届出」に出す必要がありますが、残念ながら「屋外広告物の届出」を出していない看板が多いのも現実です。また、届けを出した看板は「3年に1度」の定期点検=メンテナンスが必要となります。届出を出していない場合、罰則規定はありますが、現在は大目に見られているだけというのが現状です。

しかし、最近ではコンプライアンスを重視する風潮から、届出をしたいとの問い合わせを多数いただくようになっています。さらに、未届けで設置してしまった後、条例違反が発覚して自治体から撤去の指導を受けるケースもあります。すでに看板を設置済みで未届けの場合でも、届を出すことが可能な場合がありますので、自治体の窓口にご相談ください。

<参考>

新規で看板を設置する際には役所に届出を出して、メンテナンスを最低でも3年に1度は行うということが、本来あるべき看板を設置する際の真の姿となります。設置後のトラブルを防ぐためにも、届出を出すとともに、メンテナンスを行うことをお勧めします。メンテナンスを行わないと劣化に気づくことが遅れ、最悪の場合は看板の破損や落下による重大事故につながる危険性があります。安心と安全を担保するためにも、メンテナンスは看板のプロである専門業者に依頼しましょう。

まとめ

看板は環境などによって寿命が大きく左右されるものです。でも、せっかく設置した看板は長持ちしてほしいもの。そのためにも、世知の際には自治体に届け出をしたうえで、看板管理者による日常的に看板を目視で観察していただくこと、そして定期的なメンテナンスが必要です。安心と安全を担保して広告効果が高い看板を維持するためにも、メンテナンスは忘れずに行いましょう。

なお、弊社でも看板のメンテナンス、屋外広告物の届出ともに対応しております。どうぞ、お気軽にお問い合わせください。

プロフィールPROFILE

代表取締役:野口 均

代表取締役

野口 均

1968年
下館市にて生まれる
1989年
下館サイン入社
1995年
代表取締役就任
2018年
関東地区屋外広告業組合連合会 特別熟練技能者賞 受賞